土用の丑の日といえば、うなぎ。
うなぎが食べたい!でもそういえば・・・
うな丼とうな重ってどうしてこんなに値段が違うの?
違いと由来を説明します。
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土用の丑の日といえば、うなぎ。
うなぎが食べたい!でもそういえば・・・
うな丼とうな重ってどうしてこんなに値段が違うの?
違いと由来を説明します。
うなぎ屋に行くと、メニューには大抵 うな丼 と うな重が載ってますよね。
しかも結構お値段違うんですけど。
ご飯の上に載ってるのは、うなぎの蒲焼きで、器が違うだけなのでしょうか?
うな丼などの料理はその成り立ちに違いがあるんです。
もともと、一般的にうなぎの蒲焼きが食べられるようになったのは、江戸時代の中期までさかのぼります。
その当時には、うな丼やうな重という食べ方は存在していませんでした。
ご飯とうなぎは別々に食べるのが普通だったのです。
そして江戸時代の末期に、うな丼という食べ方が考案されたと言われています。
この頃はうなぎの蒲焼きは普通に食べられていたのですが、当時人気があった芝居小屋でもうなぎはメニューとして扱われていました。
芝居を見ながらうなぎを食べるのですが、そのままでは冷めてしまうため、芝居を見ながら温かいうなぎを食べたいという要望が多かったんです。
それに答える為に、どんぶりにご飯を盛って、その上にうなぎの蒲焼きをおいて売り出した所、大当たりして一般に拡がったと言われています。
その後、明治時代になって、丼はふたをするようになり今のうな丼の形になりました。
そして、大正時代に入ると、うなぎを高級食とするために、器を丼から漆器へ変えて今のうな重が誕生したのです。
歴史の流れにそってみると、うなぎは 蒲焼き → うな丼 → うな重 の順に発生しているのです。
その流れによって、うな丼 < うな重 の値段設定は成り立っているのです。
うな丼とうな重の成り立ちは、歴史的に違っていることはわかりましたね。
もともと、和食には器に気を使って楽しむという文化があります。
その考え方に基いて、うな重の方が器が綺麗で高価であるという認識が出来上がってきたものになります。
では、うな丼とうな重の違いは器だけで、値段が違うのでしょうか?
実は、うな丼とうな重の違いは器だけではありません。
一般的には量と質が違うとされています。
まず、店によっては、うな丼とうな重では付いてくる他のおかずに差があることがあります。
お吸い物がつかなかったり、お漬物が違ったり、小鉢がついてなかったりですね。
そして、最も質と量の差がでる要因として、使用するうなぎの部位が違うということがあります。
うなぎの蒲焼きを1匹単位で見ると、通常は3つに分けられます。
・脂はのっているが、薄くて小骨が多い傾向のがる頭側部
・脂がのっていて、身も厚く幅が広い胴体部分
・脂ののりは他より低く、身が薄めで幅が狭い尻尾側部
うな重は、この一番美味しいくて量のある胴体部を優先的に使うとされています。
その差が値段にも影響しているのです。
さぁ、あなたは値段が安くて美味しいうな丼派ですか?
それとも、値段ははっても、本当に美味しいうな重派ですか?
やっぱり土用の丑の日にはうなぎって気分になりますよね。
でも、みんな同じ考えで行動するから、うなぎ屋さんは大混雑。
挙句に、待つだけ待って売り切れなんて話もよく聞きます。
だったら、予めネット通販でお取り寄せして、美味しいうなぎを自宅で楽しむのもありですね。
ちなみに、ネット通販でお取り寄せする際は、搬送方法に注意が必要です。
冷蔵と冷凍の2種類がありますが、一般的に美味しいのは冷蔵と言われています。
何故なら、冷凍すると、うなぎの中の旨味が冷凍することによって、破壊され解凍時に外に流れ出してしまいやすいからです。
ただ、最近は冷凍技術も進歩していて、大分冷蔵と変わらないと言われるようになって来ました。
ただ、どうしても、冷凍することによる変化はさけられないです。可能であれば冷蔵されて送付される商品が美味しいと言えます。