インフルエンザ用にアルコールスプレーを使うけど効果あるの?

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 インフルエンザが流行してくると、よく見かけるのが、人が集まる所で設置されるアルコール消毒用のスプレー。あれって効果があるのでしょうか?家でも使った方がいいの?その疑問にお答えします。

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インフルエンザにアルコールスプレーって効果あるの?

 インフルエンザってウィルス感染して発症する病気だから、ウィルスをやっつけちゃえば、病気にはかかりにくいよね。ウィルスをやっつけるのに、よく病院や学校など人が集まる所では、アルコールスプレーを置いてあるけど、あれでウィルスをやっつけられるのでしょうか?

 答えは、ちゃんと使用すれば、インフルエンザウィルスはほぼ壊滅します。

 ちゃんと使用すればの意味は、手に付着させるアルコールの量と、それを万遍なく手に染み渡らせる手もみする時間を15秒以上行うことです。当然ですが、アルコールを手にシュッと振りかけるだけでは、手の全体には行き渡らず、ムラのある状態になります。また、一定時間(15秒)以上アルコールが手の表面を覆ってないと、効果は行き渡りません。

 アルコールスプレーは、手を洗うことが出来ないような場所でも、簡単に使用することができて、自然に蒸発乾燥するので、手を拭く必要もなく、それでいて手指の消毒殺菌効果は高いものです。インフルエンザウィルスにもアルコールは有効なんです。

 家庭でも、玄関などに置いておいて、帰宅後にすぐ使用できるようにしておくと、家庭内にウィルスを持ち込むのを低減出来ますね。

一方、アルコールスプレーは、手の表面の皮脂を痛める、手が乾燥しやすくなるという副作用があります。アルコールを何度も使った子供が手の皮膚炎を起こして皮膚科へかけこむなんてこともありますので、しょっちゅう使うのは、やめた方がいいです。

インフルエンザの消毒にジェルがおすすめ

 アルコールスプレーは、アルコール消毒を手軽に出来て、効果も高いのですが、手を痛める副作用があるということから、最近はその効果は変わらず、手の保湿にも効果のあるアルコールジェルが人気が出てきています。

 ジェルのアルコール消毒薬でも、ポンプを押して手に薬剤をとり、それを手に万遍なく塗り広げるので、使い方は基本的にアルコールスプレーと同じです。ジェルの中に手の保湿成分などを含ませて、乾燥を抑える効果があるので、スプレーより手が荒れにくい効果が期待できます。

 値段もアルコールスプレーと大きな差はないので、今後はこちらが主流になるかもしれませんね。


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アルコール消毒のジェルやスプレーを使う時の注意点

 アルコール消毒のジェルやスプレーを使う時の注意点があります。それは、効果をちゃんと発揮させるには、十分な量が必要ということです。量が少ないと、すぐにアルコールが蒸発してしまって、消毒効果が十分に得られないことになってしまいます。

 手指消毒をする際に、アルコール消毒に必要な量は通常2ml~3mlと言われています。製品によっても違うのですが、一般的にアルコールスプレーはひと押しで3ml、ジェルはひと押しで1ml程度の量が手のひらに取ることができます。

 これを元に考えると、ジェルの場合は1度の消毒に2回ポンプをプッシュして手にアルコール剤をとって、それを万遍なく手に塗り広げる必要があるということですね。何だか勿体無いという気がするかもですが、効果がないのでは、やる意味がないので、そこはケチらず使いましょう。

 お子さんの小さい手でも、必要な量は変わらないので、ジェルなら2プッシュで消毒するように教えましょう。

まとめ

 インフルエンザにアルコール消毒のスプレーは効果が高いです。ただ、手が荒れやすいという副作用もあるので、保湿成分を配合されたアルコール消毒用ジェルがおすすめです。ジェルは効果を十分発揮させる為には、2プッシュの量をアルコール消毒時に使用するように心がけましょう。

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