甘酒って、子供でも飲めるお酒ってイメージがあるけど
子供が風邪をひいた時に栄養補給として効果があるのかという
疑問を聞くことが多いです。
甘酒の真実と効果をお伝えしましょう。
甘酒を子供に飲ませるのって風邪の時に効果あるの?
「甘酒飲ませると、子供の風邪が治るの?」
という疑問に対しては、風邪薬ではないので
直接風邪を治すという効果はありません。
間接的に、体を温めたり、栄養補給の効果などで
子供本人の免疫力があがったり
抵抗力があがったりして、体力がついて
風邪の症状を緩和する効果はあります。
ただし、ここで注意点があります。
甘酒には2種類のものが存在しており
米麹を原材料として作った甘酒と
酒粕をのばして作った甘酒です。
栄養補給などに効果が高いのは
米麹を使った甘酒の方です。
甘酒は「飲む点滴」と呼ばれる位、栄養豊富な飲み物です。
飲むことで、弱った体を改善することができます。
子供が風邪をひいて、食欲が無いって時でも
喉に優しく、刺激のない甘い甘酒なら
飲めるという子供がいるので
栄養補給の為に使うのもありですね。
ただ、匂いがダメで飲めない、甘すぎて気持ち悪いという
子供もいるので飲めない子供に
無理して飲ませる必要はないです。
その場合は他の手段を考えましょう。
甘酒って子供が飲んでもアルコールとか大丈夫なの?
甘酒って、お酒ってイメージがあるけど
実際にはアルコールの度数はどうなっているか
知ってますか?
実は、甘酒を作る時の原料で変わってくるんですよ。
甘酒を作る時は、米麹を使って作る場合と
酒粕を使って作る場合があります。
本来の甘酒は、お酒という名前がついていますが
米麹から作るもので、アルコールは
いっさい含まれてなかったのです。
ただ、米麹から作る方法は酒粕を使って作る場合に較べて
手間がかかるので、酒粕を使ったものが今は多いですね。
酒粕自体はアルコールが8%とかかなりアルコールを
含む食材でして、これを煮たり、薄めたりして作った
甘酒には普通1%以下のアルコールが残ると
言われています。
1%未満のアルコールというと
一般的には清涼飲料に分類される位の
含有量ではありますが、まったく0ではないので
風邪をひいている子供に飲ませるのに
向いていないです。
風邪の時に子供に飲ませるのは
米麹が原料の甘酒を選びましょう。
そうすれば、いっさい心配は無用です。
甘酒と風邪薬は飲み合わせても大丈夫?
甘酒ってお酒と名前がついているから
風邪薬を服用している時に、飲み合わせで
悪いことはないの?って心配になりますね。
米麹を原料として発酵させた甘酒には
アルコールは全く含まれていないのです。
ノンアルコール飲料です。
薬との飲み合わせにも全く問題はありません。
酒粕を原料とした甘酒の場合は
アルコールが微量とはいえ含まれていますので
避けたほうがいいでしょう。
まとめ
甘酒は、2種類あって
風邪をひいた子供に飲ませるならば
米麹を原材料とした甘酒を飲ませるようにしましょう。
栄養やビタミンなどが豊富で
温めて飲ませると体を温める効果や
栄養補給で免疫力、抵抗力の改善につながります。