ノロウィルスを予防する消毒方法はどこまで必要?二次感染を防ぐ為に

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 家にノロウィルスに感染した人がいる場合、その人が嘔吐したもの、その際に触れた場所などはしっかりノロウィルスが潜伏しています。それを2次感染しない為にしっかり消毒をしたい時、どうすればいいのか、どこまでやればいいのか?具体的な例を上げて説明します。

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ノロウィルスを予防する消毒方法はどこまで必要?

 ノロウィルスは、非常に小さいウィルスで、アルコール消毒では無害化できないものです。数十のウィルスがいるだけで感染するほど感染力が強いです。少しのウィルスでも、体内に感染すると、爆発的な増殖を繰り返し、あっという間に数億以上の数に増えるのです。

 ノロウィルスに感染している人が出した嘔吐物や便には数億以上のウィルスが潜んでいると言われています。感染を防ぐためにはそれらの嘔吐物、便などには絶対接触しないように、使い捨ての手袋などをした上で処理をしましょう。

 誤って触れてしまった場合は、他の場所には触れないようにして、しっかりと手洗いをするしかありません。ノロウィルスは簡単に消毒などでは死滅しないので、洗い流すより効果的な方法がないのです。

 消毒としてノロウィルスにある程度効果が見込めるものに、2酸化塩素水や次亜塩素酸が効果があると言われています。市販のものでは、ハイター何かが、次亜塩素酸ナトリウムで出来ているので、薄めてふくなどの消毒に使えます。拭き掃除に使う濃度にうすめて、嘔吐物が残っていそうな場所や、触れてしまった蛇口やドアノブ、壁や床などの拭き掃除をしましょう。

 ただし、塩素はすごく反応性が高く、ものを腐食させる効果もあるので、薄めたハイターなどで拭き掃除をした後は必ず水拭きして塩素を取り除きましょう。そうしないと、消毒した場所の材質が劣化してしまいます。

 これらの消毒方法は、可能であれば、1週間以上続けたい所です。平均的にノロウィルスの症状が収まった場合でも、人の体内にはまだ微量のノロウィルスが残っており、それが完全に体外に放出されるまでに、平均で1週間かかるからです。一週間という目安ですが、あくまで平均なので、それ以上の期間、ノロウィルスが無くならないこともあります。

 ちょっと油断すると、あっという間に再発するという憂き目にあうので、しっかり消毒をしておきましょう。


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 でも、いくら消毒をこなしても、相手は目に見えない、微粒のウィルスです。どこに残留しているかわかりませんし、少しのウィルスでも感染することがあるので、なかなか完璧に消毒するということも難しいです。

 ノロウィルスは、一度かかっても、免疫が作られないので、また再発する恐れがあります。他人への2次感染も怖いですが、もう一度再発するのも怖いです。完全な消毒ができないのが普通なのですから、消毒に頼り切るのではなく、自分自身の免疫力を高めて症状が出てもそれを抑える方向の対策も必要だと考えましょう。

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