インフルエンザに手洗いうがいの効果の真実!効果なしって本当?

 インフルエンザの予防には、手洗い、うがいというのが定番と思ってました。でも、予防効果という点では以外な結果があるんですね。そこについて、説明しています。

104695-1

スポンサードリンク

 

インフルエンザに手洗いの効果って高い?

 インフルエンザはウィルスが原因の病気です。ウィルスは、自分自身では増殖することが出来ないので、他の生物に取り付いて、そこで爆発的に増加するという性質があります。そして、インフルエンザは人から人へ感染します。感染経路は主に飛沫感染、接触感染によることが多いと一般に言われています。

 よって、インフルエンザウィルスを体内に取り込まない限り、インフルエンザを発症することはありません。そして、インフルエンザウィルスは、洗浄でその95%以上を除去することが可能なんです。

 予防策の1つとして、手洗いが効果があると一般に言われています。一方、手洗いはインフルエンザの予防には効果がないという意見もあります。

 それぞれの意見をまとめてみると、

効果ありの意見
・人は活動する上で、他のものに一番接触するのは手である。一番ウィルスが付着した部分をよく洗浄するのは予防に効果あり。

効果なしの意見
・ウィルスが付着するのは手に限らない。手を洗った後に、またウィルスがついている場所に手を接触させる危険性は変わらない。よって効果はない。しかもちゃんとした手順にそって、30分おきに手を洗うくらいしないと効果は維持できない。

 私は、完全な予防にはならないとはしても、一定以上のウィルスの除去には、手を洗ってウィルスを除去した方がウィルスに感染する確率を格段に下げることができると考えます。完璧にウィルスを除去できないとしても、ウィルスに汚れた手ですごすより発症のリスクは下げることができるのです。

インフルエンザにうがいの効果なしって本当?

 一方で、普通一般的にインフルエンザにうがいが予防策になると言われていますが、こちらは科学的に効果が薄いと考えられています。

 理由は、インフルエンザウィルスが体内でもっとも繁殖しやすいのが、喉の奥、気道の当たりだからです。

 うがいをする時に、喉の奥の気道まで水が届かないので、うがいの効果が低いのです。また、インフルエンザウィルスは、気道に付着すると、体内に20分くらいで侵入してしまいます。なので、気道に付着すると、うがいをする前に体内に侵入してしまうからうがいの効果が期待出来ないのです。

 一方、通常の風邪では、のどに付着した菌やウィルスをうがいで除去できるので、予防効果が見込まれます。

つまり、インフルエンザに限って言えば、うがいは効果が見込めないんですね。


スポンサードリンク

 

インフルエンザ予防の手洗い方法

 さて、インフルエンザには、手洗いは有効な予防策であることがわかりました。ところが、この手洗いについて、正しいやり方を知らない人がかなり多いのです。ちゃんと手洗いをしないと、ほとんど効果がないということにもなりかねないので、正しいやり方を覚えましょう。

 正しい手洗いのやり方を説明した動画がありました。

これにそって、手洗い方法を説明しましょう。

手のひらと甲を洗う

 まず、手のひらと甲を洗います。この時、石鹸をつける前に、一度手全体を濡らしてあげると、石鹸の泡立ちがよく、また汚れを落としやすくなるので、手を濡らしてから石鹸で洗うようにしましょう。

爪、指の間、親指の回りもよく洗う

 手を洗う時、意外と洗えてないのが、爪のスキマとか、指の間なんです。せっかく手を洗っても、汚れを残したままでは、インフルエンザの予防にはなりませんね。しっかりと洗いましょう。

手首も忘れず洗う

 ほとんどの人が、やってないであろう手首まで洗いましょう。手首は手とつながって続いている部分です。ウィルスが付着している確率もかなり高いです。

水で洗い流す

 しっかり泡立てて洗い終わったら、水で洗い流します。ここでいい加減な流し方をすると、泡や汚れが手に残ってしまいます。しっかり流してしまいましょう。

最後に清潔なタオルでよく拭きとって乾燥させる

 ここで要注意なのが、手を拭き取る時に、他の人が手を洗った時に使ったタオルなど使わないことです。タオルについたウィルスが再付着する可能性があります。新しいタオルでしっかりと水気を拭きとって乾燥させましょう。

手洗い時間はちゃんとやると、およそ30秒程度かかります。30秒を目安に手洗いをするように心がけましょう。

これで、正しい手洗い方法の説明を終わります。

まとめ

インフルエンザの予防効果があるのは手洗いで、うがいについては効果がないことが科学的に言われています。インフルエンザの流行期には、外出したりしたら、しっかりと手洗いをする習慣をつけて、インフルエンザにかからない生活を送りましょう。

スポンサードリンク