インフルエンザ脳症はもっとも怖い合併症⁉予防方法はあるの?

インフルエンザ脳症ってご存知ですか?

インフルエンザウイルスに感染することにより
神経細胞など脳に障害をもたらし
時には全身の諸臓器も障害を
うけてしまう思い疾患です。

インフルエンザウイルスそのものが
脳に入り込むわけではなく、対抗しようとした
体の免疫が働きすぎてしまい
脳の組織を破壊してしまうのです。

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知りたい家庭の医学!怖いインフルエンザ脳症の特徴まとめ

インフルエンザ脳症は
5歳以下の子供に多く見られます。

そして以下のような
インフルエンザの症状と脳の障害がみられます。

・38度以上の高熱

・喉の痛み、咳、鼻水、倦怠感
 関節痛や筋肉痛などの
 インフルエンザの症状

・痙攣

・意識がなくなる

・怯え、恐怖、幻覚、突然の
  大声やうわごとなどの異常行動

痙攣は高熱による熱性痙攣に
よるものなら5分程度で治りますが

15分以上の痙攣や何度も繰り返す場合は
脳症の可能性もあるので
救急車を呼んでください。

呼びかけに反応せず、ぼーっとしていたり
刺激を与えても反応がない場合も
脳症の可能性が考えられます。

最後の異常行動については
タミフル投与によりみられた
という問題がありましたが
無治療の場合でもみられる
という報告もあり、異常行動自体が
インフルエンザの合併症とも
考えられています。

この異常行動は発熱後24時間以内の
高熱時に多いようです。

インフルエンザ脳症を発症した場合
25%の確率で後遺症が現れると
されており、四肢麻痺や片麻痺
知的障害やてんかん、高次脳機能障害が
残る可能性がありますが個人差もあります。

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インフルエンザ脳症から子供を守れ!予防接種の重要性を知ろう

インフルエンザ脳症の
最大の予防はワクチン接種です。

予防接種をしてもインフルエンザに
かかる事はありますが
重症化を防ぐことができます。

5歳くらいまでの子供に
インフルエンザ脳症の発症率が
高くなるので予防接種を
受けるようお勧めします。

また、解熱剤にも注意が必要です。

アスピリン、メフェナム酸
ジクロフェナクナトリウムは
使用しないでください。

インフルエンザの時に使用できる
解熱剤はアセトアミノフェン(カロナールなど)です。

まとめ

インフルエンザ脳症は
最悪の場合死に至ります。

早く治療すれば高い効果も
ありますので様子がおかしいと
思ったら早めに医療機関を
受診するようにしてください。

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