七夕のイベントを幼稚園でやるんだけど、子供たちにうまく七夕ってどんなものかを伝えたい。
そんな時、クイズを使ったらどうかって思ったあなた、それはいい方法です。
具体的なクイズや演出などを紹介しましょう。
七夕のクイズで幼児を楽しませたい
毎年、7月7日は七夕です。
幼稚園でも、その日に合わせてイベントなどを行うことでしょう。
その時に、子供たちに七夕のことを覚えて欲しいのであれば、クイズ形式のイベントはおススメです。
それはなぜか?普通に七夕のお話を聞かせて、わかりましたかぁ?ってやっても本当にわかったかどうかなんてわかりません。
大抵、(^o^)丿はーい、分かりましたぁ! て答えるでしょう?
本当に覚えてほしいのであれば、子どもに考えさせるというプロセスが必要です。
その為にはクイズが一番手軽で、幼児たちも楽しみながら参加できます。
そして、考えるというプロセスを盛り上げる演出をちょっとするだけで、効果は全然変わってきますよ。
七夕の物語って覚えてますか?
ところで、七夕ってどんなお話だったか覚えてますか?
1年に1度しか会えなくなった織姫と彦星の話だとか、天の川など夜空の星にからんだお話だとかは覚えていても、詳細は覚えてなかったりしませんか?
幼児達にクイズを出す時も、事前に七夕のお話をすることでしょう。
もう一度おさらいしておきましょう。
3分でわかる七夕物語
天の川の近くに住んでいる神様には、織姫という織物が上手で働きもので美しい娘がいました。
神様は、織姫が年頃になったから早く結婚した方がいいと、お婿さんを探しました。
そこで見つけたのが、天の川の対岸に済む彦星という牛飼いです。
彦星は働き者でしっかりものでした。若い二人はあった瞬間から恋に落ちてすぐに結婚します。
そこまでは良かったのですが、仲が良すぎて一緒に遊んでばかり・・・仕事をしなくなってしまいます。
着物がボロボロになっても新しい着物が着れないとか、牛が病気になってしまったとか
神様の所に苦情が殺到します。
それに怒った神様は、織姫を天の川の向こう岸へ連れて帰り、二人を引き離してしまいます。
ふたりがちゃんと働くようにという神様の考えでしたが、織姫は悲しみ続け、毎日泣いています。
さすがに可哀想に思った神様は、織姫にちゃんと働くなら1年に1度、7月7日の夜に天の川のほとりで2人が会うことを許しました。
それからは、2人とも一生懸命働くようになり、1年に1度の日を待ちわびるようになります。
今でも、織姫と彦星は毎年天の川を渡り、一年に一度だけ再会して愛を確かめ合っています。
七夕のクイズ 子ども向けで簡単なもの
さて、七夕の物語をおさらいした所で、子供向けの簡単なクイズを紹介します。
神様の娘の名前は? ⇒ 織姫
織姫が上手なことは? ⇒ 織物(着物)
織姫が結婚したのは? ⇒ 彦星
彦星のお仕事は? ⇒ 牛飼い
彦星が飼っていた動物は? ⇒ 牛
織姫と彦星が引き離された原因は? ⇒ 仕事をしないで遊んでばかりいたから
織姫と彦星は1年に何回会える? ⇒ 1回
織姫と彦星が会えるのはいつ? ⇒ 7月7日の夜
七夕で織姫と彦星が会える場所は? ⇒ 天の川
こんな感じでお話を聞いていたらわかるような問題を用意しましょう。
ただクイズを出すだけでは、ちょっとイベントとして盛り上がりに欠けます。
そこで、織姫と彦星に扮した2人を用意して、その二人の間に天の川に見立てた簡単なプレゼントを並べておきます。
クイズに正解したら、その幼児に1つプレゼントをとっていいよって言っておいて、全部のクイズに正解したら2人が会えるってことにします。
みんな頑張って2人を会わせてあげましょう。ってクイズを進めると盛り上がりますよ。
七夕で子どもに伝えたいこと
七夕って元々は中国のお話で、それが日本に伝わって、独自の文化を形成してきたものです。
そのルーツは平安時代以前にまで遡ります。
そんな伝統的な行事である七夕ですが、織姫と彦星の話から、何を子ども達に伝えたらいいのでしょう?
織姫と彦星は、自分たちが楽しい余り、自分たちだけの世界で楽しく遊んでしまいます。
得てして、人は自分のことだけで精一杯になって、周りのことには目が向かなくなってしまいます。
そして、引き離された後も、自分の悲しさだけに浸っています。
それが、他の人に悪い影響を与えているということには気づいていないのです。
世の中は、自分たちだけで成り立っているのではなく、みんなで助けあって生きてるんだってことを間接的伝えてもらいたいです。
日本的な文化というのは、助け合いの精神が息づいているものです。
そんな精神を子供たちにも伝えていきたいですね。
まとめ
七夕の話を聞いた子供たちが簡単に答えられるクイズを楽しませてあげることで、七夕のことを幼児にもわかりやすく覚えさせてあげましょう。
その時、クイズだけでなく、他にもゲーム的な要素を加えると、七夕会が盛り上がること請け合いです。
子供たちに、日本的文化の精神をうまく伝えていきたいですね。