自転車のサビ取りに木工ボンドをつかうとなぜキレイにとれるのか?

zitensya5

しばらくほったらかしにしていた自転車って、あっちこっちに
錆びて、手に赤茶色く付着して汚れたりしますよね。
このサビ取りに、木工ボンドがいいって情報が出回ってます。
なぜ、木工ボンドがいいのでしょうか?

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そもそも錆(サビ)って何なの?

錆というのは、金属の鉄分が空気中の酸素と反応して
酸化鉄になったものなんです。

つまり、自転車のフレームなどの鉄分が空気と水分で反応が進んで酸化鉄になる。
これか錆の正体です。

錆には大別して赤錆と黒錆があります。
赤錆は酸化鉄(3)という物質です。

よく自転車のフレームなどが赤茶色く錆びていますが
あれは赤錆と呼ばれるものです。

赤錆は黒錆とくらべると組織の構造がもろい性質をもってます。
ボロボロと崩れやすく、触ると手についてしまうようなものです。

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木工ボンドを使う理由

ボンドなどの接着剤というものは、接着面を貼り合わせるのに使います。

ものをくっつけるメカニズムは粘性のある流動物質が、
くっつける物同士の接着面の隙間や、
接着面の表面の凸凹した細かい隙間に入り込んで
そのまま固まってしまうことで接着するんです。

接着面同士を引っ張りあうフックのような役割をします。

このボンドを赤錆に対して使った時、どうなるかというと
剥がれやすい状態の赤錆を覆い尽くし、赤錆の下まで
ボンドが入り込んで行きます。
ボンドは下まで入り込んで固めてしまうので、それを剥がすと
錆もろともにボンドの固まったものがとれてしまうということです。



なぜ、木工ボンドでないといけないのか?

いろんな接着剤がありますが、
金属も接着する強力な接着剤だと固まってからはがすのが大変になります。
瞬間接着剤とかは、値段が高いし、すぐに固まって、剥がしにくいので、
この錆取りの用途には合わないんですね。
文房具用の接着剤だと逆に接着力が弱かったり
うまく表面に盛り固まってくれないので、錆をうまく固められません。

身近で入手できる安価な物の中で、
程よく盛り固められて剥がしやすい木工用ボンドが
このサビ取りには最適なんです。

まとめ

自転車などのサビ取りに、木工ボンドは安価で有効ですが
黒錆などの強固な錆まではとれなかったりします。
また、錆をとった後は、表面を保護する処置をしないと
すぐに錆びるので、後処理をちゃんとしましょう。

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