3月3日の雛祭りは女の子の健やかな
成長を祈る年中行事です。
旧暦では桃の花が咲く頃だった為
桃の節句とも呼ばれます。
地方によっては4月3日を雛祭りと
しているところもあるのでは
ないでしょうか?
実際、筆者の故郷は4月3日でした。
そして雛祭りが終わると早急に
片付けなければお嫁に行き遅れる
と言われて育ちました。笑
そんなことはないと思うのですが
昔から言われることなので
何か意図はあったのかもしれませんね。
今更人には聞けない!ひな祭りの意味を子供に教えられるママになろう!
雛祭りでは桃の花を飾り、菱餅、アラレを
備えてちらし寿司や白酒の飲食を
楽しむといいますよね。
菱餅は3色それぞれに意味があります。
解毒作用のある山梔子の実で
赤色をつけ桃の花を表しています。
白→清浄、残雪
緑→春先に芽吹く新緑
そして菱形は大地を表すという説も。
そもそも雛祭りには厄祓いの意味があります。
なので、魔除けや長寿のパワーがあると
される桃の花を飾るそうです。
そして雛人形の一夜飾りは避けるように
しましょう。
知らなかった…童謡ひな祭りに込められた本当の意味と歌の真実
ひな祭りの歌といえば
明かりをつけましょうぼんぼりに〜
お花をあげましょう桃の花〜♪
と始まるあの歌が定番ですよね。
この「うれしいひなまつり」は
1936年(昭和11年)作詞:サトウハチロー
作曲:河村光陽により作られた童謡です。
実は2箇所ほど間違いがあります。
お内裏様とお雛様〜♪
2人並んですまし顔〜♪
男雛→お内裏様、女雛→お雛さまと
勘違いされている方も多いのでは
ないでしょうか?
実は「内裏」とは宮中のことで
「お内裏様」は殿(天皇)と姫(皇后)を
表す言い方。
「お雛さま」女雛を表すことも多いの
ですが、雛人形全体のことを指しています。
つまり、「お内裏様とお雛さま」は
同じ意味を繰り返しています。
もう一箇所
少し白酒めされたか〜♪
赤いお顔の右大臣〜♪
こちら実は赤いお顔なのは左大臣なのです。
殿から見て左と右になるので
おひげの生えた年配の方が
左大臣になります。
そして2番の歌詞
お嫁にいらした姉様に〜♪
よく似た官女の白い顔〜♪
サトウハチローさんには18歳で
結核によって亡くなったお姉さんが
いたそうです。
結婚も決まっていたそうで
そのお姉さんの面影を官女に
重なったのでしょう。
「お嫁にいらした」は「お嫁に行った」
白い肌は美人の象徴だったそうです。
きっと綺麗なお姉さんだったのですね。
まとめ
冒頭にも書きましたが
「片付けが遅くなるとお嫁に行くのが遅くなる」
これは、一説にはしつけの意味も
あるようですが、旧暦の3月は
梅雨に向けて湿度も上がる為
カビや虫をつかせない為
とも言われています。
ひと昔前は7段の足場のようなものを
組み立てたりと大掛かりでしたが
最近ではお家に合わせてケースに
入ったものや、三人官女までの3段飾りが
多くなってきました。
雛人形にも時代が感じられます。
しかし、いつの時代も子供の幸せを
願うのが親ですよね。
ぜひお雛様を飾って健やかな健康と
幸せを願ってください♡