毎年、10月頃からインフルエンザの予防接種の受付が開始されますね。今年は昨年までの3つのインフルエンザの型に対応した3価ワクチンだったのに対して、4週類のインフルエンザウィルスに対応した4価ワクチンとなりました。では、インフルエンザの予防接種の料金は今年2015年はどうなってるのでしょう?
インフルエンザ予防接種の料金は2015年は値上げされてる?
去年までの3価ワクチン(A型2種類、B型1種類)から2015年に採用されたインフルエンザワクチンは4価ワクチン(A型2種類、B型2種類)になっています。それを理由に、軒並み予防接種の料金は値上げされていますね。
ところで、予防接種の料金は、病院によってまちまちで、2500円~5000円程度と大きく違っていることを知ってましたか?これは、インフルエンザの予防接種が自由診療になるので、各病院が自由に料金を設定できる決まりだからなんです。
比較的小さい病院は安い設定になっていることが多く、大きな病院は高い設定になっていることが多いです。これは大きな病院は殿様商売しているわけではなく、たくさんの患者さんを見ている関係で、通常業務以外に予防接種の作業も行う必要があり、業務に支障が出にくいように、あえて高めに設定している為です。
インフルエンザの予防接種は、内科の病院だけでなく、耳鼻科とか整形外科の病院でも受けることができるので、近くの病院に問い合わせて比較するのが一番かしこい予防接種の受け方になりますね。
ちなみに、ネットなどに料金を提示している病院もありますが、今年は4価ワクチンに変わったことで、値段の改訂を行っている病院も多く、サイトの更新が間に合ってないところも多かったりします。確実なのは、近くの病院へ電話で問い合わせることですね。
インフルエンザ予防接種の料金が安い理由は?
インフルエンザの予防接種は、あくまで病気の予防策であり、治療行為ではないので保険がききません。なので自由診療扱いになり病院側が自分の都合を加味して決めることができるのです。よって、赤字覚悟で、患者さんをたくさん集めて、今後の患者さんを確保する目的で値段を設定している所もあるようです。
ただ、値段を安くしないと患者さんが集まらないような病院って、それだけ対応が悪い病院という可能性もあり、説明がなかったり、アフターケアがされなかったりということがあるかもしれません。
また、インフルエンザワクチンのメーカーによっても原価に差があり、防腐剤が入っていないワクチンは値段が高くなる傾向があります。その病院が使ってるワクチンの原価によっても料金が変わってくることがあります。ただ、ワクチンの効果としては、メーカーの違いによる差はほとんどなく安いから効果がないということはありません。
結局は予防接種した時の副作用がひどかったりした時とか、値段以上に安心を考えたら、普段安心してかかりつけ医にしている病院で予防接種を受けるのが一番という考え方もあります。
安さをとるか、安心を取るかは個人の考え方なので、自分が納得いく病院でインフルエンザ予防接種を受けるのが一番なんですね。