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七つの会議(池井戸潤著)のあらすじ、感想、ネタバレあり(3)

   

七つの会議を読んで、あらすじと感想を述べる。第3回。

前回の記事はこちら

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七つの会議 第6話偽ライオンを読んで

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この話は第1営業部の部長、北川の目線で進む。
第5話の佐野から、会社の秘密を告発する文書が各方面に出され、
そのことを巡り、佐野と北川は対立する。
生い立ちから、会社生活までの流れで、北川自身の過去の秘密も明らかに。
それを知られてる八角から、「偽ライオン」呼ばわりされても
北川は反論出来ずにいた。
佐野との争いも痛み分けで決着がついたかに見えた時、
一番知られてはならない、親会社からの出向してきた副社長の村西に
会社の秘密告白文書が送られていたのであった。

八角から「偽ライオン」呼ばわりされるが反論出来ない。

ただ、うるさいだけの、ワンマン部長だと思っていた
北川部長の意外な側面、というか本質が描かれてる話だった。

例え、事実のみを見て、それに対する評価を自分では
正しいと思ったことが、立場や考え方が違うと、
まったく逆の解釈も成り立つ。

会社という組織は、その文化により所属員の行動が
決定づけられるというのが、ありありと分かるのが
興味深かった。

いくら正しいことでも、そこの会社の文化によって
正論だけじゃ、仕事なんか出来ないよって
流れていく過程がわかりやすく書かれている。

北川の秘密を知ってる八角だからこそ、あんな行動を
とれたのであって、普通ならどこかに飛ばされちゃうよなぁ。

七つの会議 第7話 御前会議を読んで

東京建電で起きた不正行為を知った、親会社から出向中の村西。
ことの重大さをすぐさま理解して、自分だけでは処理できないと
本社に報告して、対策を探る。

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村西は、親の仕事から、お客を大事にして商売することこそが
全てだと学んでおり、それを実践しつつ出世してきた。

会社の不正事実を調査していく中で、村西は、20年前にも
不正隠蔽が行われており、会社の体質が変わっていないことを
知ってしまう。
自分の信念と反する行動をとる人ばかりが出世している現状を
虚しく思うのであった。

そして、本社で行われた御前会議でも、事実を発表しないで
内々で処置することが決定されてしまう。

会社で出世するということは、責任をとる人間が上に上がっていく
というのが本来あるべきなのに、責任を取るべき人は
残りたがり、下に責任を押し付けて、臭いものにはフタをしてしまう。

どこの会社でも、同じようなことが繰り返されているのだという
現実が描かれていて、社会正義はどこにあるのかという気分にさせられる。

生き残っていく為には、仕方がないとか、言って一度手を染めた
悪事からは、一生抜けられなくなるというか、それが当たり前に
なってしまうのだろう。

そうなると、会社自体をいくら改善するといっても、
何も変わらないのではないか?と思ってしまう。

七つの会議 第8話 最終議案を読んで

不正が起きた本当の原因とは?このテーマで各人の置かれた立場
本当に悪いことをしようと画策したのは誰なのか?

全ての謎と、結末へ向けて話は進んでいく。

まさか、坂戸がネジの不正を働いた背景がそんなことになっていたとは!

最後の最後で、大どんでん返しもあったりして、すごく面白かった。

結局、マスコミから叩かれるまで、対外的な対応を一切しないで
隠蔽しようとしてきた会社がどうなるか?
いくつも事例があるのに、やっぱり問題の隠蔽は行われてしまうのは
なぜなのだろう?

やっぱり自分さえ良ければ、この場さえ乗り切れればという
近視眼的な考えしか出来ない人が多いからだと思う。
自分も含めて(笑)

七つの会議を読んでのまとめ

この物語はフィクションであるが、読んでいて
そのことが本当にあったとしても、おかしくないリアリティに
あふれている。

会社の為に働くということが、どこを向いて、誰のために、
何のために、そして、自分はどうありたいのか、
深く考えさせられる小説でした。

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