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七つの会議(池井戸潤著)のあらすじ、感想、ネタバレあり(2)

   

池井戸潤著の小説、七つの会議を読んで、あらすじと感想を書いています。
第1回目はこちら

7つの会議(池井戸潤著)のあらすじ、感想、ネタバレあり(1)

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プリント

七つの会議 第3話 コトブキ退社 を読んで

社内で不倫の終焉を機会に、会社をやめて新しい生活をすることを決めた優衣。
親友の桜子との会話で、自分しか出来なきことを何も会社に残してないことに気づき
会社をやめるまでに、みんなのために何かを残したいと、ドーナツの社内無料販売所を
作ろうと奮戦する。
それが元で、自分の新しい世界を切り開いていくことになる。

この話は、全体を通して、とにかく痛快な展開だと思う。
おいおい、優衣ちゃん、それって絶対罠だよって展開も、
ちょっとご都合主義的に、解決しちゃって、最後は晴れ晴れしく
退社していった。

話としては痛快なんだけど、その背景を考えると、今の男社会の
会社のあり方を痛烈に皮肉っていると思うな。

この東京建電という会社は、古いモーレツ主義的な体質をもっていると思う。
仕事をする上で、自分の環境は犠牲にして当たり前って風潮が
職場に漂っていると、そうでない人も巻き込まれて仕事がしにくい
環境となっているんだなぁと、昔を振り返って、自分の職場が
比較的自由だったことを思い出した。

七つの会議 第4話 経理屋稼業 を読んで

経理部の課長代理の新田のすったもんだの話。
新田は3話の優衣の不倫相手で、甘やかされて育った
自分の思い通りに物事が進まないと気が済まない性格。

経理の会議で、ネジの発注先をねじ六に戻されたことで
コストが上がっているのに、それに対する説明が納得行かない。
接待費の件を聞くついでにそのことを探るが、もめてしまう。
その仕返しにと、ねじ六のことをあっちこっちで調べて、
何かあるとにらみ、上にあげたのに
そのことがなかったことにされてしまう。

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気に入らない新田は、さらに深い調査を行っていき
あっちこっちで問題を起こす。

そして最後は・・・・

経理部という仕事は、会社の中の資金を効率よく管理して
うまく会社を動かしていくためにある。
そんな立場の人が、自分の気分で、物事を決めるのは
どんなものかとも思うが、新田がやろうとしていたことは
会社的には正しい。

動機がどうあれ、不明な部分は明らかにして、
余計な支出は少しでも押さえないといけない。

まぁ、新田は自分のプライドを満たす為に、色々調べて
そのせいで、自分の身を滅ぼすことになるんだけどね。
会社のアンタッチャブルなことに触れると、
身を滅ぼすこともあるって怖いな。

七つの会議 第5話 社内政治家 を読んで

カスタマー室長の佐野は、元営業部次長。
営業部長の北川の意思で場末の窓際部署に追いやられ、
クレーム処理に明け暮れる毎日。
そして、会社の方針は、クレームなんて、一顧の価値もない
丸く納めるべきものというものである。

佐野は実力はないが、その機を見る感の良さで出世してきたような男で
北川部長のイエスマンであったが、それなのに、窓際部署に移動させた
北川部長を恨んでいた。

ある時、製品のクレームから、会社が隠している重大な秘密に気づいた佐野は
北川部長を追い落とす為に、その秘密を暴露しようとする。

しかし、あまりの秘密の重大さ、会社自体の存続を危うくすることに気づき
躊躇してしまう。

会社の中で出世するには、やっぱり上の意向をうまく汲み取り
それを実現できるように立ちまわることができる人が
上から引っ張られて出世するのは、どこの会社でも同じだと思った。

そして、都合の悪いことがあれば、部下のせいにして
上司が自分の保身を図るというのは、実際にそんな場面を見たことが
有るため、ものすごく共感してしまった。

会社での出世自体に興味がなかったかり、人とうまくコミュニケーションを
とるのが面倒だから、そんな理由で、1技術者という立場を
とっていた自分だけど、それとは反対の行動を取る人の
心理的な動き、何を気にしているのかなどが
すごくリアルに感じられた。

君子危うきに近寄らずなんて言ってると、会社が潰れちゃうかも(笑)

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